整数部関数の機能

整数部関数は、引数に指定された数値の整数部分のみを取り出す関数です。小数点以下がある場合は値以下で最大の整数を返します。

整数というのは具体的に言うと、0や負の数、また小数や分数ではない数値になります。例えば数値が1.5ならば、整数部関数を使うと整数部分が返ってくるので1になります。整数部関数は四捨五入や、端数の切り捨てなどによく用いられます。

整数部関数の書式

整数部(算術式)

算術式
算術式は数値単体だけでなく、セル参照や計算式(A1/B2とか)も算術式に含まれます。

整数部関数の実行例

ABCDE
1数値整数関数結果
22整数(2)2
32.5整数(2.5)2.5
42整数(A4)2
52.5整数(A5)2.5
6-2整数(-2)-2
7-2.5整数(-2.5)-3
8-2整数(A8)-2
9-2.5整数(A9)-3
10

A列は数値、B列はC列に入力する文字列、C列は実行した結果が入っています。C1で数値を引数にとっても、C4でセル参照でも整数が返ってきています。

気を付けなければいけないのは負の小数の時です。C3とC9のセルには-2ではなく-3が入っています。なぜこうなるのかいうと、小数点以下がある場合、「値以下で最大の整数を返す」がルールで決められているからです。このルールだと、-2.5以下の整数というと、-3、-4、-5…です。そしてその中で最大の整数を返すので、C3とC9には-3が表示されることになります。単純に切り捨てているわけではないということです。

正の整数のときも本当は同じ「値以下で最大の整数を返す」ルールで動いています。2.5の値以下の整数は2、1、0…で、その中で最大の整数は2なので2が返ってきます。結果が同じだから小数を単純に切り捨てているように見えますが違います。整数関数の負の整数の扱いは、基本情報処理試験問題で計算結果に影響するので覚えておいて下さい。

ちなみに試験範囲外ですが、もし小数部分を切り捨てたい場合は、TRUNC関数を使います。

整数部関数