相対参照
セルはセルの値または式を、他のセルへ複写することができます。この時のセルを複写する段階で複写元のセルにセル番地が含まれている式がある場合、式中のセル番地を変化させてくれます。これをセルの相対参照といいます。とりあえず、実際にやってみたほうがはやいです。
A | B | C | D | E | F | |
1 | 半径 | 10 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
2 | 直径 | 20 | ||||
3 | 円周率 | 3.14 | ||||
4 | 円周 | 62.8 | ||||
5 |
これは前の例に出した円周を求めるワークシートです、式が含まれています。このセル中に式がある状態でセル範囲を複写(コピー)してみます。複写の手順は、セルB1を選択し、B4までドラッグします。右クリックでコピーを選択か、Ctrl+cキーを押します。コピーしたら次に隣のセルC1にペーストしてみます。
A | B | C | D | E | F | |
1 | 半径 | 10 | 10 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
2 | 直径 | 20 | 20 | |||
3 | 円周率 | 3.14 | 3.14 | |||
4 | 円周 | 62.8 | 62.8 | |||
5 |
複写できたら、セルC4にある式をみてみます。C4のセルは「C2*C3」となっています。複写(コピー)したことによってB列からC列に変化させて複写されています。このように相対参照は、複写先のセルとの列番号・行番号の差を複写元からセル番地に自動的に加算してくれる機能です。
相対参照は数値、文字列が入力されている場合は影響はされません。あくまでも式中のセル番地に影響します。